キットには、注射器加算はありません

 
今日は昨日の続きで、
「注入器加算」
についてお伝えします。
 
まず、インシュリンには2つの形があります。
 
一つは、
インシュリンキットと言われるもので、これに直接針をつけて、患者さんはインシュリンを打ちます。
 
もう一つは、
インシュリン製剤だけの物で、これにカバーを付けて、それから針をつけます。
 
この、カバーのことを診療報酬では「注入器加算」といいます。
 
なので、このカバー渡した時だけ算定できます。
 
院内で患者さんに渡すものなので、院外処方はできません。
 
今、インシュリンは「キット製剤」が多く、この加算を算定する事は少なくなっています。
 
つまり、
処方したインシュリンの名前の後ろに、「キット」とついていれば、「注入器加算」は関係ありません。
 
「キット」とついていなければ、カバーを渡したかを確認し、渡したのであれば「注射器加算」を算定します。
 
間違えて算定しない様にお願いします
 

神原充代

 

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